猫の日に読みたい漫画

漫画

2月22日は、にゃんにゃんにゃんってことで、猫の日らしいです。そんな猫の日に読みたい漫画をご紹介。忙しい毎日、寒い毎日、動物の漫画をみて癒やされてみるのもいいのでは。

おじさまと猫

作者:桜井海さん、スクウェア・エニックス出版。

ペットショップでただ一匹、売れ残っていた成猫。かわいい子猫たちが新しい飼い主に飼われていくのを、ただただ眺めているだけの日々。いつもの変わらない毎日が過ぎていくだけと思っていた。

そんなある日、その猫の前に一人の男性が。スーツを着た中年の男性が「この猫をください。」と。猫自身、その言葉が信じられなく、返品される恐怖が頭をよぎる。店員の「プレゼントですか?」の問いかけに、「わたしが欲しくなったのです。とても、可愛くて、可愛くて。」と、優しく抱きしめてくれた。

家に着いたものの、恐怖からなかなか一歩が踏み出せない猫。男性の「大丈夫。ここには私しか住んでいないからね。」の言葉に、誰にも撫でてもらえなかったひとりぼっちの自分が重なり、私がいるよとスリスリ。

あなたに呼んでもらえるなら、どんな名前だっていい。そう思い、どんな名前にも返事をする猫。名前は大切な贈り物だから、気に入ってもらえるといいな。おまえに出会えたことが幸福だから「ふくまる」だよと名付けてくれた。

妻に先立たれた元ピアニストと、売れ残っていた成猫の日々を描いた漫画。最初から、涙してしまう作品。おじさまにも色々と抱えている悩みがあり、ふくまるとの日々を通して、すこしずつ良い方向に向かっていく。人間関係や仕事、家族の問題など二人が出会わなければ、こんな風に変わっていくこともなかったんだろうな。

だただた、猫が可愛いって作品ではなく、心に響く作品。お薦め作品です。

猫には猫の猫ご飯

作者:御木ミギリさん、集英社出版。

ある雪の夜、毒餌を食べて死にかけている子猫を見つけたデザイナー。子猫を抱えて動物病院へ。なんとか一命を取り留めた子猫を飼うことに。

餌をあげるも、毒餌で苦しんだ経験から全く食べてくれない。病院に連絡すると手作りなら食べるかもと言われ、全く料理をしたことがなかったが、なんとか作成。美味しそうに食べてくれる姿に涙が溢れる。

猫との生活を通して、料理を作り、部屋を片付け、また人との交流が増えていった。ただ可愛いからだけでは動物は飼えないという大事なことを教えてくれる作品。

主人公が猫と一緒にいることで人としても成長していくことがみえる作品。猫が大好きっていうのがとっても伝わってくる。心温まるお薦め作品です。

お試し読みには電子コミックがお薦め

昨今、本屋さんでは立ち読みができないので、購入するまでどんな話なのかよく分からなくて、なかなか漫画を買うこともなくなっていたけど、電子コミックでお試し読みが出来るようになってから漫画結構買っちゃう。

取り扱われている作品もたくさんあって、自分好みのお話にも出会える。お試し読みも作品や時期によっては、一冊全部は複数冊っていうのもある。

ちょっと気になるけど、買おうか迷ってる作品があれば、お試し読みしてみて。

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